2024年度の一覧

2023年度研究奨励採択者―成果報告会の開催について(学内者限定)

2024年4月25日

研究奨励採択者による研究成果報告会を開催いたします。これは今後提出される成果論文の質向上のために行うものです。2023年度採択者につきましては下記の日程で実施することになりました。

※報告会への参加には事前申し込みが必要です。
 申し込み方法は5月に入りましたらお知らせいたします。

【日程】
・5月18日(土)  横浜キャンパスで実施+ZOOM
13:00~ 余瑋 「民俗誌と非文字資料の相互関係に関する基礎的研究」
14:00~ 姜媛媛「中国におけるタイ仏教寺院に関する研究」
15:00~ 徐梓淇「看板から見る商人の意識-中国広州の商店街を事例に-」

・5月20日(月)  みなとみらいキャンパスで実施+ZOOM
16:30~ 劉帥  「日本における媽祖信仰の受容と伝承」
17:30~ 上田由美「昭和戦前期における女性雑誌読者グループの活動」
18:30~ 東家友子「『芸苑朝華』から『セメント』まで:魯迅の外国版画紹介」

NewsLetter51号が学術機関リポジトリから公開されました。

2024年4月22日

今号も充実の内容です!!

【目次】
・<展示報告>東京都復興記念館の展示リニューアル及び
            同潤会に関する特別展の実施について (姜明采)
・<研究会報告>久米島字鳥島の七嶽神社について      (上田由美)
・<研究会報告>近代上海港の発展と黄浦江の航路整備     (陳雲蓮)
・<研究会報告>近代日本美術における「中国趣味」の図像学的検証
                  ―女性像の実態と変遷― (彭国躍)
・<調査報告>栗原信が描いた中国風景
            ―近代日本美術の図版発掘(2)    (彭国躍)
・<調査報告>軍都と図書館―国策紙芝居・坂出/西讃地域調査(大串潤児)
・<調査報告>鎌田共済会図書館と郷土博物館          (宮武尚美)
・<調査報告>女子学生が制作・実演した紙芝居
  ―日本女子大学成瀬記念館所蔵「おとな紙芝居」調査報告―(松本和樹)
・<調査報告>台湾訪問・資料調査報告            (鈴木一史)
・<資料紹介>川合安平上海写真コレクションに写された
                  “大東亞戰爭博覧會”    (中村裕史)
・<連載>「登場人物編」その7―近世(江戸時代)中編―     (原田広)

神奈川大学デジタルアーカイブに新規データベースを追加しました。

2024年4月5日

■中国文化大革命ポスターコレクション
当センターが所蔵する中国文化大革命期のポスター約200点に関する書誌情報を公開しました。
コレクションの全貌については、間もなく刊行される『中国文化大革命ポスターを読む』(東京大学出版会)をお買い求めいただきご確認ください。

■海外神社(跡地)に関するデータベース
このデータベースは2020年度に新たに追加した1062件の画像などを整理して登録したものでです。 今後、2020年度以前のデータについても、段階的に本
データベースに追加する予定です。

租界・居留地班 第88回研究会を開催します(2024年5月10日)

2024年4月2日

以下の通り、租界・居留地班の研究会を開催します。
◉報告「韓国風の教会建築を語るー韓屋と西洋の出会い」
    冨井正憲(建築研究家、非文字資料研究センター客員研究員)
    

◉日時:2024年 5月10日(金)午後4時-6時
◉場所:対面(神奈川大学・みなとみらいキャンパス 11階会議室)+ZOOM開催

KU国策紙芝居プロジェクトの活動が始動しました(3月11日)

2024年4月1日

神奈川大学が所蔵する戦時期に制作された「国策紙芝居」に焦点を当てた、
学生主体の企画展開催をめざす「KU国策紙芝居プロジェクト」の活動が始まりました。
このKU国策紙芝居プロジェクトは学内公募で選考された、

浅原大智(工学部)
大橋巧幸(国際日本学部)
加納美悠(国際日本学部)
行木結衣(国際日本学部)
本間絢子(国際日本学部)

のメンバーで活動し、戦後80周年を迎える2025年に企画展の開催をめざします。

<活動報告>
3月11日には、第1回目の企画会議が実施され、顔合わせ後は、
さっそく基本資料となる紙芝居や紙芝居感想録綴を閲覧しました。
初回ながらも、和やかな雰囲気の中、積極的に展示会場や人気作品であった
『軍神の母』について意見交換が行われました。
これから、企画展開催に向けてメンバー全員が一丸となって
活動に取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。
(国際日本学部:加納美悠)



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【活動趣旨】
2025年は十五年戦争の敗戦から80年目を迎える年です。この年に、学生たちが
調査、企画、運営の主体となり、本学が所蔵する戦意高揚紙芝居コレクション
を活用した企画展示会を開催したいと考えています。従来、戦意高揚紙芝居の
研究においては、紙芝居自体は残っていても、その紙芝居を誰が演じ、誰が見
て、どんな思いを抱いたのかを示す資料がほとんどない状況にありました。
それが、2023年に鎌田共済会郷土博物館(香川県坂出市)が、戦時期に紙芝居
を観覧、実演した人々の感想を綴った「紙芝居感想録」を所蔵していることが
わかり、紙芝居班ではこれまで資料調査、研究面で鎌田共済会郷土博物館と連
携を重ねてきました。
今回、この鎌田共済会郷土博物館の協力を得て、「紙芝居感想録」などの資料
を学生の教育活動でも利用することができることとなりました。そこで、戦意
高揚紙芝居コレクションと「紙芝居感想録」を基本資料とした展示会の開催を
めざします。
【方法】
2024年2月頃から上記の活動に関心のある学生を学内で募り、集まった学生が
主体となり資料の分析、展示案の作成、準備、運営を行います。その際、新垣
はサポート役として伴走します。また、紙芝居班メンバーで学芸員として高度
な経験を有する研究者にも適宜アドバイザーとして協力を依頼し、必要に応じ
て展示会用の外部資金獲得もめざします。
【背景と目的】
戦後78年が経過し、昨今では、戦争体験者が減少したことで戦争体験を語り次
世代に記憶や思いを継承する場をつくることが困難になりつつあります。戦意
高揚紙芝居の研究に携わってきた者としては、戦争の記録に触れ、戦争とはな
んだったのかを考える機会や場を次世代につくることは責任なのではないかと
考えております。そのような背景から、本企画を計画しました。
 本企画の目的は、学生たちに戦意高揚紙芝居コレクションや紙芝居班研究成
果を活用してもらうとともに、学生と地域や博物館との社会連携の機会をつく
ることで、学生たちの学びの機会をつくることです。
(国際日本学部:新垣夢乃)