今号も充実の内容です!!
【目次】
・<展示報告>東京都復興記念館の展示リニューアル及び
同潤会に関する特別展の実施について (姜明采)
・<研究会報告>久米島字鳥島の七嶽神社について (上田由美)
・<研究会報告>近代上海港の発展と黄浦江の航路整備 (陳雲蓮)
・<研究会報告>近代日本美術における「中国趣味」の図像学的検証
―女性像の実態と変遷― (彭国躍)
・<調査報告>栗原信が描いた中国風景
―近代日本美術の図版発掘(2) (彭国躍)
・<調査報告>軍都と図書館―国策紙芝居・坂出/西讃地域調査(大串潤児)
・<調査報告>鎌田共済会図書館と郷土博物館 (宮武尚美)
・<調査報告>女子学生が制作・実演した紙芝居
―日本女子大学成瀬記念館所蔵「おとな紙芝居」調査報告―(松本和樹)
・<調査報告>台湾訪問・資料調査報告 (鈴木一史)
・<資料紹介>川合安平上海写真コレクションに写された
“大東亞戰爭博覧會” (中村裕史)
・<連載>「登場人物編」その7―近世(江戸時代)中編― (原田広)
NewsLetter51号が学術機関リポジトリから公開されました。
2024年4月22日
神奈川大学デジタルアーカイブに新規データベースを追加しました。
2024年4月5日
■中国文化大革命ポスターコレクション
当センターが所蔵する中国文化大革命期のポスター約200点に関する書誌情報を公開しました。
コレクションの全貌については、間もなく刊行される『中国文化大革命ポスターを読む』(東京大学出版会)をお買い求めいただきご確認ください。
■海外神社(跡地)に関するデータベース
このデータベースは2020年度に新たに追加した1062件の画像などを整理して登録したものでです。 今後、2020年度以前のデータについても、段階的に本
データベースに追加する予定です。
租界・居留地班 第88回研究会を開催します(2024年5月10日)
2024年4月2日
以下の通り、租界・居留地班の研究会を開催します。
◉報告「韓国風の教会建築を語るー韓屋と西洋の出会い」
冨井正憲(建築研究家、非文字資料研究センター客員研究員)
◉日時:2024年 5月10日(金)午後4時-6時
◉場所:対面(神奈川大学・みなとみらいキャンパス 11階会議室)+ZOOM開催
KU国策紙芝居プロジェクトの活動が始動しました(3月11日)
2024年4月1日
神奈川大学が所蔵する戦時期に制作された「国策紙芝居」に焦点を当てた、
学生主体の企画展開催をめざす「KU国策紙芝居プロジェクト」の活動が始まりました。
このKU国策紙芝居プロジェクトは学内公募で選考された、
浅原大智(工学部)
大橋巧幸(国際日本学部)
加納美悠(国際日本学部)
行木結衣(国際日本学部)
本間絢子(国際日本学部)
のメンバーで活動し、戦後80周年を迎える2025年に企画展の開催をめざします。
<活動報告>
3月11日には、第1回目の企画会議が実施され、顔合わせ後は、
さっそく基本資料となる紙芝居や紙芝居感想録綴を閲覧しました。
初回ながらも、和やかな雰囲気の中、積極的に展示会場や人気作品であった
『軍神の母』について意見交換が行われました。
これから、企画展開催に向けてメンバー全員が一丸となって
活動に取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。
(国際日本学部:加納美悠)
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【活動趣旨】
2025年は十五年戦争の敗戦から80年目を迎える年です。この年に、学生たちが
調査、企画、運営の主体となり、本学が所蔵する戦意高揚紙芝居コレクション
を活用した企画展示会を開催したいと考えています。従来、戦意高揚紙芝居の
研究においては、紙芝居自体は残っていても、その紙芝居を誰が演じ、誰が見
て、どんな思いを抱いたのかを示す資料がほとんどない状況にありました。
それが、2023年に鎌田共済会郷土博物館(香川県坂出市)が、戦時期に紙芝居
を観覧、実演した人々の感想を綴った「紙芝居感想録」を所蔵していることが
わかり、紙芝居班ではこれまで資料調査、研究面で鎌田共済会郷土博物館と連
携を重ねてきました。
今回、この鎌田共済会郷土博物館の協力を得て、「紙芝居感想録」などの資料
を学生の教育活動でも利用することができることとなりました。そこで、戦意
高揚紙芝居コレクションと「紙芝居感想録」を基本資料とした展示会の開催を
めざします。
【方法】
2024年2月頃から上記の活動に関心のある学生を学内で募り、集まった学生が
主体となり資料の分析、展示案の作成、準備、運営を行います。その際、新垣
はサポート役として伴走します。また、紙芝居班メンバーで学芸員として高度
な経験を有する研究者にも適宜アドバイザーとして協力を依頼し、必要に応じ
て展示会用の外部資金獲得もめざします。
【背景と目的】
戦後78年が経過し、昨今では、戦争体験者が減少したことで戦争体験を語り次
世代に記憶や思いを継承する場をつくることが困難になりつつあります。戦意
高揚紙芝居の研究に携わってきた者としては、戦争の記録に触れ、戦争とはな
んだったのかを考える機会や場を次世代につくることは責任なのではないかと
考えております。そのような背景から、本企画を計画しました。
本企画の目的は、学生たちに戦意高揚紙芝居コレクションや紙芝居班研究成
果を活用してもらうとともに、学生と地域や博物館との社会連携の機会をつく
ることで、学生たちの学びの機会をつくることです。
(国際日本学部:新垣夢乃)
【公開研究会】 戦時下紙芝居と現代人形劇の交差点(2月23日)
2024年1月22日
【開催趣旨】
1920年代~ 30年代に誕生した現代人形劇と紙芝居は、共に戦時下を経験、くぐり抜けてきた。人形や紙芝居という媒体を介するこの二つの新しい演劇は、戦時下をいかに経験し、いかに戦時下の社会に向き合い、いかに演じてきたのだろうか。この問題に対し、国際的に著名な人形劇演者・研究者である潟見英明氏による実演と講演、紙芝居の実践・研究者の高瀬あけみ氏による実演を通して検討する。
■開催日時:2024年2月23日(金・祝)14:00~17:00
■会場:神奈川大学横浜キャンパス1号館308会議室
■プログラム
<実演の部> 14:00~
● 子どもの文化研究所 高瀬あけみ
紙芝居「どんぐりと山猫」
● 人形劇の図書館館長 潟見英明
人形劇「仲よし」
<講演の部>15:30~
● 人形劇の函書館館長 潟見英明
「国策人形劇と現代人形劇」
● 非文字資料研究センター 安田常雄(客員研究員)
コメント
● 討論・質疑応答
趣旨説明/非文字資料研究センター 松本和樹(研究協力者)
司会/非文字資料研究センター 新垣夢乃(研究員)
※事前申し込みが必要です。
2月19日 12:00までにお申し込みください。
対面会場でのご参加がおすすめです。
海外神社写真展 ギャラリートーク1回目を実施しました。
2024年1月21日
みなとみらいキャンパスで開催中の<海外神社写真展>は連日多くの皆様に御覧いただきありがとうございます。
20日には公開研究会の終了後に第1回目のギャラリートークを開催しました。
写真を撮影した稲宮さん本人から話を聞くまたとない機会となりました。
大判カメラを担いでの撮影旅行の苦労や、
この1枚をどんなこだわりで撮影したのかとか、
撮影後に、その跡地がどうなったのかとか、
聞いてみない分からないことがたくさん聞けて、参加した皆さんは大満足の様子でした。
次回は1月27日(土)14:00からの開催です。
この機会に是非お出かけください。
海外神社写真展 はじまりました。
2024年1月10日
【写真展】「神国」の残影
・会 場: 神奈川⼤学みなとみらいキャンパス 1階プロムナードエリア
・期 間:2024年 1⽉10⽇(⽔) 〜 1⽉27⽇(⼟) 9:00 - 18:00
※展⽰解説 1回目― 1⽉20⽇(⼟)17:00~
2回目― 1⽉27⽇(⼟)14:00~
※⽇祝⽇閉館。その他の変更はホームページでお知らせしますので
お出かけ前に必ずご確認ください。
なお、展示解説の事前申し込みは不要です。
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【研究会】海外神社をつくる‐神社以前から幻の計画まで
☆ZOOM同時開催
・会 場: 神奈川⼤学みなとみらいキャンパス
・日 時:2024年 1⽉20⽇(⼟)13:00〜16:00
・発表タイトル:
「最後期の海外神社 拡⼤・創建・計画」稲宮康⼈
「⼊植者の⾺来半島⼤神宮から南⽅軍の昭南神社に⾄るまで」⼤澤広嗣
プロフィール
・大澤広嗣(おおさわこうじ)
宗教学専攻 文化庁宗務課専門職
主著『戦時下の日本仏教と南方地域』(法藏館、2015年)
・稲宮康人(いなみややすと)
非文字資料研究センター研究協力者
大判フィルムカメラを担ぎアジア各国を撮影する
著書『「大東亜共栄圏」の輪郭をめぐる旅 海外神社を撮る』(2015)
※事前申し込みが必要です。
申込期日:2024年1月17日 16:00までです。
その他、変更が生じたはホームページでお知らせしますので
お出かけ前に必ずご確認ください。
非文字資料研究センター協力 川崎市平和館ミニ企画展
2023年12月26日
川崎市平和館でミニ企画展「国策紙芝居展~戦争へいざなう言葉と物語~」が開催されます。非文字が所蔵する国策紙芝居のレプリカを貸し出しました。
2月3日は紙芝居の実演も開催されるそうです(事前申し込みが必要です)。
お誘いあわせの上、是非ともご観覧ください。
--------------------------以下、川崎市からの情報です。-----------------------
【開催趣旨】
近代において戦争は国力の全てを戦争に集中する「総力戦」で戦われました。国民生活にも当然影響があり、政府は国民を説得し理解と協力を求める必要がありました。その宣伝(プロパガンダ)に使われたメディアの一つが紙芝居でした。
今回のミニ企画展では、神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センターが所蔵する貴重な「国策紙芝居」の複製を中心に展示します。
「国策紙芝居」が伝えた戦争の「正しさ」や国民の心構えを示す言葉や物語を通じて、当時の模範的な国民像を明らかにするとともに、メディアの果たす役割の重要性と与えられた情報を読み解く能力(メディア・リテラシー)の大切さを考える機会を提供します。
1.期 間:2024年1月7日(日)~2月12日(月・振替休日)
9 時~17 時まで
2.休館日:毎週月曜日(1月8日・2月12日を除く)、
1月9日(火)、1月16日(火)
3.会 場:川崎市平和館 屋内広場 ※入場無料
4.内 容:「国策紙芝居」(複製)を12作品約190枚展示します。
5.イベント 紙芝居実演 2月3日(土)
(1)午前の部 10 時 30 分~(演目)『ナカヨシ バウクウゴウ』
『時計は生きている』『撃ちてし止まむ』『閻魔の庁』
(2)午後の部 13 時 30 分~(演目)『オモチャの出征』『第二常陸丸』
『アングロ島攻撃』『爪文字』
事前申込制、各回先着50人、市ホームページの申込みフォーム・電話・
ファックスから申込み)。市民紙芝居・あさおの御協力により実施。
6.主 催: 川崎市
7.協 力: 非文字資料研究センター、昭和館、市民紙芝居・あさお
8.アクセス:JR・東急「武蔵小杉駅」、東急「元住吉駅」から徒歩約10分
「関東大震災研究についての報告&討論会」を開催しました。 (2023年12⽉9⽇)
2023年12月15日
以下の公開研究会を開催しました。
大勢の方にご参加いただきありがとうございました。
【開催趣旨】
関東大震災100年をむかえた今年の公開研究会として、「関東大震災の研究についての報告&討論会ー非文字資料と歴史」と題する討論会を開催する。とくに、非文字資料研究センターの研究班の一つであった「関東大震災の都市復興過程とそのデータベース化、資料収集」の報告、そして本学の人文学研究所・共同研究「日中関係史」グループ・メンバーとの共同開催を通して、関東大震災の研究の現在と未来について討論する機会としたい。
■日時:2023年12⽉9⽇(⼟) 13:00−17:00
■場所:神奈川⼤学みなとみらいキャンパス1階
⽶⽥吉盛記念ホール
■プログラム
司会:内⽥⻘蔵(神奈川⼤学特任教授)
▶第1部
・報告1 関東⼤震災関連の⾮⽂字資料の紹介
北原⽷⼦(神奈川⼤学元特任教授)
・報告2 震災記念堂の「⽇本趣味」の建築
姜明采(神奈川⼤学助教)
・報告3 関東⼤震災と横浜華僑社会
伊藤泉美(横浜ユーラシア⽂化館副館⻑)
討論・コメンテーター 吉⽥律⼈(横浜都市発展記念館主任調査研究員)
▶第2部
・報告1 関東⼤震災における中国⼈虐殺事件
―国際労働⼒移動の観点から⾒る
川島真(東京⼤学教授)
・報告2 関東⼤震災と⽇中関係
⼤⾥浩秋(神奈川⼤学名誉教授)
・報告3 関東⼤震災と中国⼈留学⽣
孫安⽯(神奈川⼤学教授)
討論・コメンテーター ⾒城悌治(千葉⼤学教授)
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神奈川大学アジア研究センターシンポジウム「蘇州版画・浮世絵から読み解く文化の性質」(非文字資料研究センター後援 2024年1月17日)
2023年12月14日
■日 時:2024年1月17日(水)15:00-17:30(受付開始:14:30)
■場 所:米田吉盛記念ホール(神奈川大学みなとみらいキャンパス1階)
*対面・ZOOM同時開催
■プログラム
14:30 開場
15:00 開会
挨 拶:山家京子(アジア研究センター所長)
趣旨説明:中林広一(本学国際日本学部 准教授)
15:10
・基調講演 蘇州版画の伝播と展開
青木隆幸(海の見える杜美術館 学芸員)
・コメント① 塚本麿充(東京大学東洋文化研究所 教授)
・コメント② 藤澤 茜(本学国際日本学部 准教授)
16:40 休憩
16:50
・パネルディスカッション・質疑応答
コーディネーター 松浦智子(本学外国語学部 准教授)
17:30 終了
■お申込み
以下のGoogleFormよりお申込みください。
申込み締め切り:2024年1月14日(日)
※上記締め切り前に定員(100名様)を超えた場合、
その時点で受付を終了します。
お問い合わせ先
神奈川大学アジア研究センター
center-asian■kanagawa-u.ac.jp(■@にしてください。)