最新の一覧

非文字資料研究27号を神奈川大学学術機関リポジトリから公開しました。

2024年5月28日

・センター第五期の研究成果について…中林広一
・各班からの報告
・記憶の中の「雪」
 -民俗知識と個人の主観が混在するライフ・ヒストリーから-(有馬絵美子)
・菅江真澄『すみかの山』から探る近世の雪形利用の実相
 -真澄の図絵と現代の景観との対比から-(太田原潤)
・近代沖縄神社神道史と「沖縄県神社創立計画案」成立の背景(前田孝和)
・明代内府の絵図本と視覚文化について
 -西遊記の彩色絵図本を中心に-(松浦智子)
・李正熙 『韓半島華僑史 -近代の礎石から日帝強占期までの経済史』(孫安石)

【学内者限定】2024年度奨励研究の募集について

2024年5月23日

今年度の募集を開始いたしました。
奨励研究のページから『2024年度募集要項』ならびに『2024年度応募書類(2024年度奨励研究申請書)』をご確認いただきましてご検討ください。

「川合安平上海写真コレクションの世界」展示

2024年5月22日

戦時下上海の人々の暮らしを写した、ここでしか見ることのできない貴重な写真を展示しました。A1サイズに拡大しましたので隅々までご覧いただけます。

会期:2024年5月23日(木)~6月15日(土)
場所:横浜キャンパス3号館企画展示室
時間:10:00~17:00
※日曜、祝日は閉室です。その他、臨時閉室はホームページでお知らせします。

以下、開催趣旨-----------------------------------------------
非文字資料研究センターの租界・居留地班は、2022年に、川合康夫氏が所蔵する「川合安平上海写真コレクション」(約1200点)の寄贈をいただいた。川合安平(かわいやすへい)は、1912年に生まれ、1940年8月に佐世保海軍鎮守府で服務を始め、間もなく、支那方面艦隊設営部に配属を命じられ、1945年3月までのおよそ4年半の間、海軍軍属(建築技師)として上海時代を過ごした。戦後は大阪の安井建築設計事務所で定年退職まで勤務し、2001年に亡くなった。

日本の上海都市研究は、中国の都市研究の中でも多くの研究が蓄積されている分野で1990年代と2000年代には、日本上海史研究会による一連の論文集が刊行され、租界・居留地班でも『中国における日本租界―重慶・漢口・杭州・上海』(2006年)、『東アジアにおける租界研究―その成立と展開』(2020年)という研究成果を発表している。

ところが、1941年12月の太平洋戦争以降の上海が日本に占領された、いわいる「孤島時代」に関連する写真資料は、支那派遣軍の検閲を通過した一部の写真と『支那事変画報』などに掲載された報道写真が殆どで、川合さんのような個人が撮影した写真で、撮影の日時と場所、そして、カメラの絞り値までを克明に追える資料は稀有な記録であるといえる。今回の展示は、川合さんの寄贈アルバム2冊の中から、(1)黄浦江とバンドの風景、(2)上海の歴史建築、(3)中国人の生活、(4)日本人と外国人の生活に関連するテーマの写真を主に取り上げた。戦時上海の日常生活を垣間見る貴重な機会としたい。

東京都美術館<都美セレクション グループ展 2024>のご案内

2024年5月13日

東京都美術館において開催される<都美セレクション グループ展 2024>において、神社班メンバーの稲宮康人氏の撮影した写真が展示されます。お誘いあわせの上、是非ご観覧ください。詳しくは下記のリンクからご確認ください。
会期 : 2024年6月10日(月)~6月30日(日)
★ギャラリートーク
日時:6月23日(日)14:00–
会場:東京都美術館 ギャラリーA
参加費:無料 事前申込不要
問合せ先:yas.inamiya★gmail.com(★を@にしてご連絡ください)


以下、「スティル・エコー:境界の風景」のページより
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ユーラシア大陸の東端で南北に伸びる日本列島。四方を海に囲まれた日本の国土は、時代によって幾度となく変化してきました。本展は明治期に近代国民国家として船出した日本が、隣国との国境を画定し、その後東アジアに帝国主義的な侵出を行う過程で出現したボーダーランド(境界)の風景をテーマとしています。国土は自明のものではなく、曖昧で移ろいやすい。それゆえに国家と国家の谷間に落ち込み、取り残された人々や風景があったことは、忘れてはならないでしょう。

稲宮康人は東アジア全域に広がった国家神道の痕跡を丹念に追い、新田樹は大日本帝国の版図の縮小にともない変容した北辺の地・樺太(サハリン)に生きる人々に焦点を当てています。また、笹岡啓子は日本列島を複雑に取り囲む海岸線と山々の有り様、そして東日本大震災以後の被災地の風景を注視してきました。

東京都美術館の位置する上野公園は、1877年の第一回内国勧業博覧会以降、幾度となく博覧会が開催されてきた「エキシビション・パーク」とも言える場所です。かつてここには植民地への理解や移住、投資を促すパビリオンがいくつも建ち並んでいました。その意味で、小原真史の博覧会コレクションと3名の写真家の作品とは、相互に関連しています。

過去からの残響が未だ大きな上野という地で、この4名の展示がどのように響き合うのか、ご覧ください。

「スティル・エコー」展実行委員会
稲宮康人 笹岡啓子 新田樹 小原真史

租界・居留地班 第88回研究会を開催しました。

2024年5月13日

以下の通り、租界・居留地班の研究会を開催しました。
対面2名+オンライン27名の29名の参加でした。


◉報告「韓国風の教会建築を語るー韓屋と西洋の出会い」
    冨井正憲(建築研究家、非文字資料研究センター客員研究員)
    
◉日時:2024年 5月10日(金)午後4時-6時
◉場所:対面(神奈川大学・みなとみらいキャンパス 11階会議室)+ZOOM開催

【学内者限定】2023年度研究奨励採択者―成果報告会の開催について

2024年4月25日

研究奨励採択者による研究成果報告会を開催いたします。これは今後提出される成果論文の質向上のために行うものです。2023年度採択者につきましては下記の日程で実施することになりました。

※報告会への参加には事前申し込みが必要です。
 非文字事務室までご連絡ください。
 himoji-info■kanagawa-u.ac.jp(■を@に変えてください)

【日程】
<5月18日(土)>  横浜キャンパス(28号館 2階 非文字会議室)+ZOOM   
13:00~ 余瑋 「民俗誌と非文字資料の相互関係に関する基礎的研究」
14:00~ 姜媛媛「中国におけるタイ仏教寺院に関する研究」
15:00~ 徐梓淇「看板から見る商人の意識-中国広州の商店街を事例に-」

<5月20日(月)>  みなとみらいキャンパス(19031教室)+ZOOM
16:30~ 劉帥  「日本における媽祖信仰の受容と伝承」
17:30~ 上田由美「昭和戦前期における女性雑誌読者グループの活動」
18:30~ 東家友子「『芸苑朝華』から『セメント』まで :魯迅の外国版画紹介」

NewsLetter51号が学術機関リポジトリから公開されました。

2024年4月22日

今号も充実の内容です!!

【目次】
・<展示報告>東京都復興記念館の展示リニューアル及び
            同潤会に関する特別展の実施について (姜明采)
・<研究会報告>久米島字鳥島の七嶽神社について      (上田由美)
・<研究会報告>近代上海港の発展と黄浦江の航路整備     (陳雲蓮)
・<研究会報告>近代日本美術における「中国趣味」の図像学的検証
                  ―女性像の実態と変遷― (彭国躍)
・<調査報告>栗原信が描いた中国風景
            ―近代日本美術の図版発掘(2)    (彭国躍)
・<調査報告>軍都と図書館―国策紙芝居・坂出/西讃地域調査(大串潤児)
・<調査報告>鎌田共済会図書館と郷土博物館          (宮武尚美)
・<調査報告>女子学生が制作・実演した紙芝居
  ―日本女子大学成瀬記念館所蔵「おとな紙芝居」調査報告―(松本和樹)
・<調査報告>台湾訪問・資料調査報告            (鈴木一史)
・<資料紹介>川合安平上海写真コレクションに写された
                  “大東亞戰爭博覧會”    (中村裕史)
・<連載>「登場人物編」その7―近世(江戸時代)中編―     (原田広)

神奈川大学デジタルアーカイブに新規データベースを追加しました。

2024年4月5日

■中国文化大革命ポスターコレクション
当センターが所蔵する中国文化大革命期のポスター約200点に関する書誌情報を公開しました。
コレクションの全貌については、間もなく刊行される『中国文化大革命ポスターを読む』(東京大学出版会)をお買い求めいただきご確認ください。

■海外神社(跡地)に関するデータベース
このデータベースは2020年度に新たに追加した1062件の画像などを整理して登録したものでです。 今後、2020年度以前のデータについても、段階的に本
データベースに追加する予定です。

KU国策紙芝居プロジェクトの活動が始動しました(3月11日)

2024年4月1日

神奈川大学が所蔵する戦時期に制作された「国策紙芝居」に焦点を当てた、
学生主体の企画展開催をめざす「KU国策紙芝居プロジェクト」の活動が始まりました。
このKU国策紙芝居プロジェクトは学内公募で選考された、

浅原大智(工学部)
大橋巧幸(国際日本学部)
加納美悠(国際日本学部)
行木結衣(国際日本学部)
本間絢子(国際日本学部)

のメンバーで活動し、戦後80周年を迎える2025年に企画展の開催をめざします。

<活動報告>
3月11日には、第1回目の企画会議が実施され、顔合わせ後は、
さっそく基本資料となる紙芝居や紙芝居感想録綴を閲覧しました。
初回ながらも、和やかな雰囲気の中、積極的に展示会場や人気作品であった
『軍神の母』について意見交換が行われました。
これから、企画展開催に向けてメンバー全員が一丸となって
活動に取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。
(国際日本学部:加納美悠)



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【活動趣旨】
2025年は十五年戦争の敗戦から80年目を迎える年です。この年に、学生たちが
調査、企画、運営の主体となり、本学が所蔵する戦意高揚紙芝居コレクション
を活用した企画展示会を開催したいと考えています。従来、戦意高揚紙芝居の
研究においては、紙芝居自体は残っていても、その紙芝居を誰が演じ、誰が見
て、どんな思いを抱いたのかを示す資料がほとんどない状況にありました。
それが、2023年に鎌田共済会郷土博物館(香川県坂出市)が、戦時期に紙芝居
を観覧、実演した人々の感想を綴った「紙芝居感想録」を所蔵していることが
わかり、紙芝居班ではこれまで資料調査、研究面で鎌田共済会郷土博物館と連
携を重ねてきました。
今回、この鎌田共済会郷土博物館の協力を得て、「紙芝居感想録」などの資料
を学生の教育活動でも利用することができることとなりました。そこで、戦意
高揚紙芝居コレクションと「紙芝居感想録」を基本資料とした展示会の開催を
めざします。
【方法】
2024年2月頃から上記の活動に関心のある学生を学内で募り、集まった学生が
主体となり資料の分析、展示案の作成、準備、運営を行います。その際、新垣
はサポート役として伴走します。また、紙芝居班メンバーで学芸員として高度
な経験を有する研究者にも適宜アドバイザーとして協力を依頼し、必要に応じ
て展示会用の外部資金獲得もめざします。
【背景と目的】
戦後78年が経過し、昨今では、戦争体験者が減少したことで戦争体験を語り次
世代に記憶や思いを継承する場をつくることが困難になりつつあります。戦意
高揚紙芝居の研究に携わってきた者としては、戦争の記録に触れ、戦争とはな
んだったのかを考える機会や場を次世代につくることは責任なのではないかと
考えております。そのような背景から、本企画を計画しました。
 本企画の目的は、学生たちに戦意高揚紙芝居コレクションや紙芝居班研究成
果を活用してもらうとともに、学生と地域や博物館との社会連携の機会をつく
ることで、学生たちの学びの機会をつくることです。
(国際日本学部:新垣夢乃)

【公開研究会】 戦時下紙芝居と現代人形劇の交差点(2月23日) 

2024年1月22日

【開催趣旨】
1920年代~ 30年代に誕生した現代人形劇と紙芝居は、共に戦時下を経験、くぐり抜けてきた。人形や紙芝居という媒体を介するこの二つの新しい演劇は、戦時下をいかに経験し、いかに戦時下の社会に向き合い、いかに演じてきたのだろうか。この問題に対し、国際的に著名な人形劇演者・研究者である潟見英明氏による実演と講演、紙芝居の実践・研究者の高瀬あけみ氏による実演を通して検討する。

■開催日時:2024年2月23日(金・祝)14:00~17:00
■会場:神奈川大学横浜キャンパス1号館308会議室

■プログラム
<実演の部> 14:00~
 ● 子どもの文化研究所 高瀬あけみ
  紙芝居「どんぐりと山猫」
 ● 人形劇の図書館館長 潟見英明
  人形劇「仲よし」

<講演の部>15:30~
 ● 人形劇の函書館館長 潟見英明
 「国策人形劇と現代人形劇」
 ● 非文字資料研究センター 安田常雄(客員研究員)
  コメント
 ● 討論・質疑応答

趣旨説明/非文字資料研究センター 松本和樹(研究協力者)
司会/非文字資料研究センター 新垣夢乃(研究員)

※事前申し込みが必要です。
 2月19日 12:00までにお申し込みください。
 対面会場でのご参加がおすすめです。