2018年度の一覧

非文字資料研究センター10周年記念シンポジウムを開催しました。

2019年2月18日

非文字資料研究センターでは、センター開設10周年を記念して、下記の要領でシンポジウムを開催いたしました。
大勢の皆様にご参加いただきありがとうございました。

テーマ
「非文字資料研究の過去・現在・未来」

日時:2019年2月16日(土) 10:00-17:00
会場:神奈川大学横浜キャンパス3号館305号室


【開催趣旨】
21世紀COEプログラム「人類文化研究のための非文字資料の体系化」の研究成果を継承し、その後継機関として非文字資料研究センターは2008年4月に発足しました。それから10年が経過しました。非文字資料研究という新たな独特の研究領域を確立し、発展させてきましたが、これに関わる研究員やスタッフもかなり変化してきています。今回、10周年記念シンポジウムを開催し、非文字資料研究の過去・現在・未来を検討することによって、旧来関わった多くの方々に参加していただき、現在の研究員とスタッフと共に非文字資料研究とは何か、本センターはどのようにあるべきなのかなどの意見交換ができれば幸いと存じます。
多勢の参加を歓迎します。
非文字資料研究センター長  小熊 誠

【プログラム】

〇第1部 10:00-12:30 「非文字資料研究の10年」
司会:孫安石(センター研究員)
開会挨拶:小熊誠(センター長)

講演
田上繁(客員研究員・元センター長)
「センターの開設と非文字資料研究の可能性」

各班からの報告
「戦時下日本の大衆メディア」研究班  安田常雄(センター研究員)
「東アジア開港場(租界・居留地)における日本人の諸活動と産業」研究班 大里浩秋(センタ―客員研究員)
「近代沖縄における祭祀再編と神社」研究班  後田多敦(センター研究員)
「日本近代生活絵引ー行列から見る都市生活空間ー」研究班  渡辺美季(センター客員研究員)
「絵画・版画・写真に見られる19世紀ヨーロッパの都市生活」研究班  熊谷謙介(センター研究員)
「中世景観復元学の試みー北九州市若松区の惣牟田集落を事例として」研究班  田上繁(センター客員研究員)

ディスカッション

〇第2部 13:30-15:30  講演
司会:大川啓(センター研究員)
◇「絵折櫃をめぐってー「モノ」の名付けにおける歴史と民俗ー」 黒田日出男(東京大学名誉教授)
◇「非文字と非文字資料」  福田アジオ(元センター長・元神奈川大学教授)

〇第3部 16:00-17:00  総合討論「未来に向けて」
司会:小熊誠(センター長)
パネラー   黒田日出男(東京大学名誉教授)
       福田アジオ(元センター長・元神奈川大学教授)
コメンテーター 佐野賢治(センター研究員)
        内田青蔵(元センター長)
        鳥越輝昭(センター研究員)
閉会挨拶   佐野賢治






シンポジウム「中国 文化大革命を振り返る-日本人はどう受け止めたのか」を開催しました。

2019年2月4日

シンポジウム「中国 文化大革命を振り返る-日本人はどう受け止めたのか」を開催しました。
大勢の皆様にご参加いただきありがとうございました。

日時:2019年2月2日(土) 13:00~18:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス3号館405号室

ーーープログラムーーーーーーーーーー
司会:孫安石(神奈川大学教授)
記録映画上映-文革初期の毛沢東と紅衛兵
      解説:長井暁(ジャーナリスト)
報告
 大里浩秋(神奈川大学名誉教授)
 「文革に対する当初の反応ー中国研究所を例として」
 矢吹晋(横浜市立大学名誉教授)
 「新島淳良編『毛沢東最高指示』について」
 加々美光行(愛知大学名誉教授)
 「半世紀を経て文化大革命とは何であったかーその歴史の再考の困難性」
 馬場公彦(岩波書店編集局部長)
 「世界革命としての文化大革命ー要因・衝撃・悲劇の国際連鎖」
コメント
 菊池敏夫(神奈川大学特任教授)

「中国 文化大革命を振り返る-日本人はどう受け止めたのか」ポスター展示とシンポジウムを開催します。

2018年12月17日

下記の通り、中国文化大革命に関するポスターの展示とシンポジウムを開催します。
【開催趣旨】
神奈川大学非文字資料研究センターでは、中国教育史の専門家で文化大革命(以下、文革)について発言することが多かった新島淳良氏が収集したポスターを、3年前に奥様から寄贈され、修復作業を進めてきた。この作業が一段落したことから、ポスターを関連する資料と合わせて公開展示することにした。また、シンポジウムを開くことで、50余年前に起こり、日本にも大きな影響を及ぼした文革について振り返り、さらにその後の中国の状況や日中関係の推移などについても考える機会を持つことにした。多くの方のご参加を呼びかけます。


《文化大革命ポスター展示》
日時:2019年1月15日(火)~2月25日(月)
場所:神奈川大学横浜キャンパス図書館展示コーナー
   開館時間は下記図書館HPカレンダーをご確認ください
   https://www.kanagawa-u.ac.jp/library/

《シンポジウム(神奈川大学非文字資料研究センター2018年度第4回公開研究会)》
日時:2019年2月2日(土) 13:00~18:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス3号館405号室

ーーープログラムーーーーーーーーーー
 司会:孫安石(神奈川大学教授)

記録映画上映-文革初期の毛沢東と紅衛兵
      解説:長井暁(ジャーナリスト)
報告
 大里浩秋(神奈川大学名誉教授)
 「文革に対する当初の反応ー中国研究所を例として」
 矢吹晋(横浜市立大学名誉教授)
 「新島淳良編『毛沢東最高指示』について」
 加々美光行(愛知大学名誉教授)
 「半世紀を経て文化大革命とは何であったかーその歴史の再考の困難性」
 馬場公彦(岩波書店編集局部長)
 「世界革命としての文化大革命ー要因・衝撃・悲劇の国際連鎖」
コメント
 菊池敏夫(神奈川大学特任教授)
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2018年度第3回公開研究会「戦前青島と日本」を巡る円卓会議 (11月30日・金)を開催しました。

2018年12月1日

下記の通り、第3回公開研究会を開催しました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

「戦前青島と日本」を巡る円卓会議
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日時:2018年11月30日(金)  14:00-18:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス17号館215号会議室
主催:神奈川大学非文字資料研究センター 租界・居留地研究班

《プログラム》
司会:孫安石(非文字資料研究センター研究員)
挨拶:小熊誠(非文字資料研究センター長)

【報告】
1 日本占領期の青島と日本人
  修斌(中国海洋大学)
2 青島と中国人の文化活動
  中村みどり(早稲田大学)
3 青島と日本ー学校と教育
  山本一生(上田女子短期大学)
4 青島と日本軍政署
  単 荷君(総合研究大学院博士課程)

【コメント】
大里浩秋(神奈川大学)
菊池敏夫(神奈川大学)

【総合討論】








第42回日本児童文学学会特別賞の受賞について

2018年11月21日

『国策紙芝居からみる日本の戦争』が第42回日本児童文学学会特別賞を受賞しました。
授賞式は、日本児童文学会第57回研究大会(2018年11月24日)において執り行われました。

受賞理由を転載させていただきます。
【贈賞の理由】
本書は、戦後その多くが散逸して不明であった「国策紙芝居」の詳細な調査結果に基づく「解題篇」「論考篇」「データ編」から成り、これまで明らかにされていなかった「国策紙芝居」の全体像とともに、戦時下の紙芝居制作の背景や子どもたちの享受の状況を浮かびあがらせたその意義は大きく、今後の児童文学・児童文化研究に資するものである。
(「第42回日本児童文学学会賞の決定について」日本児童文学学会 2018年10月)

「近代沖縄における祭祀再編と神社」研究班 研究会開催のお知らせ(12月15日)

2018年11月13日

「近代沖縄における祭祀再編と神社」研究班の研究会を開催します。

日時:12月15日(土)15:00~
場所:3号館307教室(神大六角橋キャンパス3号館3F)

<プログラム>
【報告】
◇戦後沖縄県神社界の課題について ― 神社庁誌を中心に ―
  前田 孝和(非文字資料研究センター客員研究員)
◇営内神社とは何か ― 独立混成第45旅団の八重山神社を事例として ―
  坂井 久能(非文字資料研究センター研究員)

【全体討議】
  後田多 敦(非文字資料研究センター研究員)

※事前申し込み不要。どなたでもご参加いただけます。

戦時下日本の大衆メディア研究班 研究会(11月10日ー参加自由・申し込み不要)を開催しました

2018年10月10日

非文字資料研究センター 戦時下日本の大衆メディア研究班の研究会を開催しました。

日時:2018年11月10日(土) 14:00~17:30
場所:神奈川大学横浜キャンパス3号館406室


《プログラム》

【報告】
新垣夢乃(非文字資料研究センター研究協力者)
「植民地台湾で紙芝居はどう演じられ、どう見られていたのか」

【紙芝居『みのる秋』『好年冬』 日本語・台湾語による上演】
  劉 雅婷(呉鳳科技大学 應用日語系4年生)
  楊 峻強(呉鳳科技大学 應用日語系3年生)

【報告】
原田 広(非文字資料研究センター研究協力者)
「戦時下紙芝居の登場人物」

2018年度第2回公開研究会(上海社会科学院歴史研究所と共催)「円卓会議-中国・上海都市研究の新動向」(11月9-10日)を開催しました

2018年10月2日

下記の通り、非文字資料研究センター2018年度第2回公開研究会を上海社会研究院歴史研究所との共催で開催しました。

「円卓会議-中国・上海都市研究の新動向」
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日時2018年11月9日(金)・10日(土)
場所:中国・上海社会科学院
共催:神奈川大学非文字資料研究センター・上海社会科学院歴史研究所


開催趣旨
 2002 年9 月に開催された「上海市青年学者国際検討会」( 上海社会科学院歴史研究所) は、改革開放以降の上海の都市研究の新たな開始を告げるものであった。その後の上海史研究の発展は目覚ましく、『上海通史』、『上海社会生活史叢書』など多くの関連研究の成果が発表された。
 また、日本では2008 年から神奈川大学非文字資料研究センターを中心として「東アジアの租界と居留地」を取り上げた研究プロジェクト(租界・居留地班) が精力的な活動を展開し、2017 年には上海社会科学院歴史研究所と神奈川大学非文字資料研究センターとの間で、交流協定が締結された。
 今回の円卓会議ではこれら研究成果を振り返りながら、今後の上海史研究、そして中国都市研究が目指すべき様々な可能性についての相互の新たな研究動向を紹介し、討論する機会としたい。

《プログラム》
【開会挨拶】
小熊 誠(神奈川大学非文字資料研究センター長)
熊 月之 (上海社会科学院歴史研究所元所長)

【報告】
(1) 『 良友』画報の論文集刊行後の余談
   ースポーツとKODAK、そしてShanghai Municipal Council 英文資料について
     孫 安石(神奈川大学非文字資料研究センター研究員)
(2) 上海文化と香港・華僑
     村井 寛志(神奈川大学非文字資料研究センター研究員)
(3) 『 良友』画報の研究ー百貨店
     菊池 敏夫(神奈川大学非文字資料研究センター研究員) 
(4) 都市上海の中の創造社作家たち
     中村 みどり(早稲田大学商学学術院准教授)
(5) 中華民国期上海の日本人「戯迷」たち
    森平 崇文(神戸学院大学グローバル・コミュニ―ケーション学部准教授)
(6) 「 中国料理」はいつ生まれたのかー人民共和国初期の北京と上海
     岩間 一弘(慶應義塾大学文学部教授)
(7) 近代日本的华北城市指南与刻板印象
    吉澤 誠一郎(東京大学人文社会系研究科教授)
(8) 世界音楽史の中の上海 
     榎本 泰子(中央大学文学部教授)   
(9) 中国近代都市歴史地図の制作-その現状と課題・上海、大連、ハルビンを例に
     木之内 誠(首都大学東京人文社会学部教授) 
(10) 上海のキリスト教―戦後、そして現在
    石川 照子(大妻女子大学比較文化学部教授)
(11) 中華民国期の「漫画」と「キャラクター」
     城山 拓也(立命館大学言語情報センター外国語嘱託講師)
(12) 中国における近代的司法制度の整備と上海の刑事裁判
     久保 茉莉子(日本学術振興会特別研究員PD)
(13) 上海の黄浦江と哈爾浜の松花江の内河航行権について
     李 美大一(神奈川大学外国語学研究科博士後期課程)

【報告】
(1) 《 上海通史》(新修)概述
    熊 月之(上海社会科学院歴史研究所研究員) 
(2) 近代早期上海土地交易实践与制度变迁
    叶 斌(上海社会科学院歴史研究所副所長・副研究員) 
(3) “跃进” 之声:1959 至1966 年的上海广播
    葛 涛(上海社会科学院歴史研究所研究員)
(4)  城区史:当代上海史研究的新路径
    张 秀莉( 上海社会科学院歴史研究所副研究員)
(5) 清末宝山县学事档案研究  
    高 俊(上海社会科学院歴史研究所研究員) 
(6) 暗战上海:中国福利基金会与解放战争 
    徐 锋华( 上海社会科学院歴史研究所副研究員) 
(7) 庙堂与江湖:上海城市人民公社中的国家决策与基层变动
    张 生( 上海社会科学院歴史研究所副研究員) 
(8) 工人储蓄与国家建设:新中国成立前后上海工人的金融活动 
    林 超超(上海社会科学院歴史研究所助理研究員) 
(9) 开埠早期上海租界地区地价时空演进研究(1845-1900) 
    牟 振宇( 上海社会科学院歴史研究所副研究員) 
(10) 近代上海城市污染的治理与探讨:以分类营业制度为例
    陆 烨(上海社会科学院歴史研究所助理研究員)
(11) 万家灯火:近代上海的小家庭(1912-1949)
    江 文君(上海社会科学院歴史研究所副研究員) 
(12) 上海特别市建立初期的政区划定(1927-1928) 
    蒋 宝麟(上海社会科学院歴史研究所副研究員)
(13) 近代女子习医论与女医事业
    赵 婧( 上海社会科学院歴史研究所助理研究員 ) 
(14) 上海家族文献的整理与研究
    叶 舟( 上海社会科学院歴史研究所副研究員) 
(15) 《 募建黄婆祠捐疏》所见清代上海的黄道婆信仰
    王 健( 上海社会科学院歴史研究所副研究員) 
(16) 唐宋时期上海地区市舶机构设置沿革与港口城市的发展
---- 兼及从上海镇到上海县的发展历程
    张 晓东( 上海社会科学院歴史研究所助理研究員)  
(17) 开埠后上海城区对乡村的扩展
    戴 鞍钢( 复旦大学历史系教授 )
(18) 西本愿寺上海别院与无忧园 
    陈 祖恩( 东华大学日语系教授) 
(19) 上海史研究的新资料与新路径
    王 敏 ( 上海大学历史系教授)
(20) 从江户到上海̶̶从德语文献看日、中对外政策的异同
    王 维江( 复旦大学历史系教授)
(21) 上海衣商业及其从业群体述略(1930-1940) 
    高 红霞 ( 上海师范大学历史系教授) 
(22) 管理知识:上海图书馆的建立与城市图书馆行业的重塑
    沙 青青( 上海图书馆信息咨询与研究中心情报部副主任) 
(23) 法权与治权:近代上海领事法庭与工部局之西人自治
    郭 淇斌( 复旦大学历史系博士研究生) 


非文字資料研究センター主催講座<戦時下紙芝居の諸相>開講のお知らせ

2018年8月21日

神奈川大学非文字資料研究センター主催講座
<戦時下紙芝居の諸相> のお知らせ

【内容】
私たちはこれまで4 年ほどにわたり、神奈川大学非文字資料研究センターの共同研究「戦時下日本の大衆メディア」と題して、戦時下紙芝居の調査・研究を行ってきた。これは非文字資料研究センターが所蔵する241 点の作品を基礎にしたものであり、本年2 月には、その中間報告『国策紙芝居からみる日本の戦争』(勉誠出版)が刊行された。それは全241 点の作品の解題をカラーで紹介し、論稿編・資料編で構成されている。これはこのテーマに関するはじめての紹介・分析であるといえよう。
本講座では、こうした共同研究の一端を、紙芝居の「名作」とはなにか、紙芝居作家の思想、そのプロパガンダの特徴、紙芝居の登場人物、さらには台湾を中心とする植民地紙芝居の実態など、多角的な切り口で論じていただく予定である。それらの解析を通して、戦時下日本という時代、そのなかを生きた人びとの生活と意識などをあらためて生きいきと捉えなおす機会になるだろう。


【講座日程】15:00~16:30 全6回
■第1回 10/13(土) 担当講師: 安田 常雄
・テーマ: 総論・戦時下紙芝居とは何か-その問題群

■第2回 10/20(土) 担当講師: 森山  優
・テーマ: 紙芝居にみる「国策」宣伝と防諜

■第3回 10/27(土) 担当講師: 大串 潤児
・テーマ: 戦時下(国策)紙芝居の「名作」とは何だろうか?

■第4回 11/10(土) 担当講師: 新垣 夢乃
・テーマ: 植民地台湾で紙芝居はどう演じられ、どう見られていたのか

■第5回 11/17(土) 担当講師:鈴木 一史
・テーマ: 戦争を描けなかった紙芝居

■第6回 11/24(土) 原田  広
・テーマ: 戦時下紙芝居の登場人物

非文字資料研究センター主催講座<近世薩摩の生活『薩藩勝景百図』から見える薩摩の世界>開講のお知らせ

2018年8月21日

神奈川大学非文字資料研究センター主催講座
<近世薩摩の生活『薩藩勝景百図』から見える薩摩の世界> のお知らせ

【内容】
 神奈川大学非文字資料研究センターでは、近世の絵画からそこに描かれた人・モノなどの名前やその背景を描き出す「絵引」を日本全国にわたって作成してきました。2018 年2 月には、1815(文化12)年に作成された国宝『薩藩勝景百図』を対象にして、薩摩の風景や人びとの生活、そして琉球の船や朝鮮半島から来た人びとによって行われた陶器作りが描かれ、薩摩の国際性も分かります。
 現在大河ドラマで『西郷どん』が放映されていますが、島津斉彬と篤姫のシーンにもこの『薩藩勝景百図』が使われています。国宝『薩藩勝景百図』を見ながら、19 世紀の薩摩の世界を考えていきます。


【講座日程】期間 11月28日 ~12月19日 15:00~16:30  全4 回
■第1回 11/28(水) 担当講師: 小熊誠
・テーマ: 『薩藩勝景百図』を「絵引」として見る
非文字資料研究センターが、なぜどのように「絵引」研究を行ってきたかを説明し、『薩藩勝景百図』の街道や花見の様子を解説します。
■第2回 12/ 5(水) 担当講師: 富澤 達三
・テーマ: 「絵引」による図像分析 ー幕末の戯画からわかることー
「絵引」は、図像資料から客観的な情報を引き出す分析方法としても大きな意味を持っています。幕末期の江戸で出版された歌川国芳が描いた錦絵の戯画を、「絵引」の手法で具体的に分析します。
■第3回 12/12(水) 担当講師: 上原 兼善
・テーマ: 「前之浜に浮かぶ琉球船―薩摩藩の海運統制」
海洋王国琉球にとっては、海運は生命線でした。それゆえに、薩摩藩は琉球の海運に統制を加えることによって琉球支配の実をあげようとしました。本講座では、海運・物流をめぐるせめぎ合いから薩琉関係の具体相に迫ります。
■第4回 12/19(水) 担当講師: 渡辺 美季
・テーマ: 絵引から見た薩摩の異国性
『薩藩勝景百図』では琉球・朝鮮に関わる異国性(異国的要素)が強調されています。この異国性を分析し、そこに込められた薩摩藩の意図を読み解きます。

租界・居留地班研究会「ソウル歴史博物館と非文字資料調査の概況」(8月20日)開催のお知らせ

2018年8月7日

租界・居留地班 研究会のお知らせ

講師:冨井正憲氏(韓国・漢陽大学建築学部 客員教授)
タイトル:「ソウル歴史博物館と非文字資料調査の概況」
日時:2018年8月20日(月)PM4:00~5:00
場所:28号館215室

※どなたでもご参加いただけます。

『日本近世生活絵引 ; 南九州編』の公開について

2018年7月23日

本センターの第三期研究成果報告書の一冊として刊行した、『日本近世生活絵引 ; 南九州編』を神奈川大学学術機関リポジトリから公開しました。

戦時下日本の大衆メディア研究班 研究会のお知らせ

2018年7月2日

講 師 : 高瀬あけみ 氏(子どもの文化研究所 所員)
タイトル:「教育紙芝居を育てた先人が何を実現したかったのか - 紙芝居・創造と芸術 -」

日 時 :2018年7月28日(土)15:00~17:00
場 所 :9号館212号室

※どなたでもご参加いただけます。

講演会のご案内 <清 代 の 蘇 州 版 画 か ら>

2018年6月13日

講 師:大 木 康 氏
(東京大学東洋文化研究所 教授)

日 時:2018年7月31日(火) 16:00~18:00
場 所:17号館216号室

※どなたでも自由に参加いただけます。
主 催:神奈川大学人文学研究所
共 催:非文字資料研究センター
連絡先:中林 広一(4245)

新国立劇場での<国策紙芝居>特別展示について

2018年6月7日

新国立劇場5F情報センターおよび小劇場において、当センター所蔵の<国策紙芝居>の特別展示が行われました。
上演された『夢の裂け目』(井上ひさし作、栗山民也演出)が、戦争の真実を問う「東京裁判三部作」のひとつであり、この作品の主人公が紙芝居屋であることにちなんだ展示です。

詳細は新国立劇場 情報センターのホームページをご覧ください。

2018年度「奨励研究」採択者が決定しました

2018年6月4日

非文字資料研究センターの2018年度「奨励研究」につき、厳正なる審査の結果、下記の5名の研究課題を採択しました。
これより約1年間の研究活動の後、研究成果論文は二度の査読を経て『非文字資料研究』に掲載されます。

阿 盈娜 :「モンゴル人家庭の食事空間青海省海西州の牧畜民を中心に」
太田原潤 :「ヤマアテによる暦認識の諸相」
小野寺佑紀:「現代日本における海難者供養の祭祀習俗と地域的展開」
英 萄   :「内モンゴルにおけるラマ廟の社会的機能の変遷の研究」
兪 鳴奇  :「中国海南省における伝統的な航海術についての研究」

2018年第1回公開研究会「宮古・八重山の御嶽と神社」を開催しました

2018年6月1日

下記の通り、第1回公開研究会を開催しました。
多くの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。

「宮古・八重山の御嶽と神社―近代沖縄の地域社会と祭祀再編」
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日時:2018年7月7日(土) 13:30~18:00
場所:神奈川大学横浜キャンパス23号館206室
主催:神奈川大学非文字資料研究センター「近代沖縄における祭祀再編と神社」研究班

プログラム
総合司会:津田良樹(非文字資料研究センター客員研究員)
開催趣旨:後田多敦(非文字資料研究センター研究員)

第1部 報告
報告1:「宮古の御嶽と鳥居について~その背景を考える~」  下地和宏(宮古市史編纂委員会委員長)
報告2:「御嶽の神々と八重山神社建設」 大田静男(石垣市立博物館協議会会長)
報告3:「ナナムイ」(宮古の祭祀映像)  比嘉豊光(写真家)

第2部 討議
コーディネーター 後田多敦
パネリスト 下地和宏 大田静男 比嘉豊光

『国策紙芝居からみる日本の戦争』 (非文字資料研究叢書)の刊行について

2018年5月1日

昨年度末に非文字資料研究叢書の第1巻として『国策紙芝居からみる日本の戦争』が刊行されました。
是非、ご覧ください。


内容(「BOOK」データベースより)

戦時下の紙芝居は、子どもたちに何を伝えたのか―。戦時中、銃後の子ども向けに1000種類以上も作成されたという「国策紙芝居」。敵国の指導者や兵士を鬼や虫として描き、戦意発揚のために日本の「正義」を子どもたちに知らしめようとした。現在では戦時教育、戦争プロパガンダを知る上で貴重な資料だが、戦後に散逸したその全体像は不明な点が多い。国策紙芝居の制作の背景に迫り、銃後の子どもたちに戦争の「夢」を見せようとしたその実態に迫る。現存する紙芝居約240点を、フルカラー解説。全国の戦時下の紙芝居の所蔵を網羅したリスト付き。神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター第3期研究成果報告書。

租界・居留地班 第60回研究会(ドナルド・ラップナウ氏講演会)を開催しました

2018年4月25日

租界・居留地班 第60回研究会(ドナルド・ラップナウ氏講演会)を開催しました。


■日時:2018年4月24日(火)17:10-19:00
■場所:神奈川大学横浜キャンパス 3号館408室
■共催:非文字資料研究センター 租界・居留地班・人文学会
■講演:
「絵葉書にみる日本と中国:1894-1945」
 ドナルド・ラップナウ氏(絵葉書収集家)
参加者:斎藤多喜夫(横浜外国人居留地研究会)、栗原純(非文字資料研究センター研究協力者)、大里浩秋(非文字資料センター客員研究員)、村井寛志(神奈川大学)、孫安石(神奈川大学)

2018年度 奨励研究の募集について

2018年4月12日

非文字資料を研究する若手研究者の育成を目的とした奨励研究の募集をおこないます。

応募を検討する方は、「奨励研究募集要項」を必ずお読ください。

2018年度 海外提携研究機関への若手研究者派遣 募集開始のお知らせ

2018年4月9日

2018年度 海外提携研究機関への若手研究者派遣の募集を開始しました

1.【派遣時期】:2018年 9月~2019年 2月
2.【派遣期間】:14日間~21日間以内
        時期・期間は本人及び受け入れ機関と相談のうえ決定
3.【派遣先提携研究機関】 ( 各機関1 名)
  中国 北京師範大学文学院 民間文学研究所
  中国 華東師範大学 中国非物質文化保護研究中心
  中国 浙江工商大学 東亜研究院日本文化研究所
  中国 中山大学 中国非物質文化遺産研究中心
  韓国 漢陽大学校 東アジア研究所
  カナダ ブリティッシュコロンビア大学 アジア学科
  ブラジル サンパウロ大学 日本文化研究所
  フランス 国立高等研究院 東アジア文明研究センター
4.【費  用】:旅費・交通費・宿泊費実費を非文字資料研究センターが負担  
5.【応募資格】
 「非文字資料」に関する研究テーマを有し、博士論文を完成させるために海外提携研究機関への派遣を希望する本学の博士後期課程学生
6.【応募期間】2018年4月9日(月) ~10月15日(月) 
  毎月15日締切 
  ※8月を除く 
  ※15 日が土・日・祝日の場合は翌平日
7.【ガイダンス】:応募希望者は、非文字資料研究センター事務室に事前に連絡のうえで、指定の日時にガイダンスを受けること。