非文字資料研究センターについて

発足の経緯と事業内容

神奈川大学日本常民文化研究所付置非文字資料研究センターは、2003年度に採択された神奈川大学21世紀COEプログラム「人類文化研究のための非文字資料の体系化」の5年間の研究成果を継承・発展させる組織として、2008年4月1日に発足しました。

21世紀COEプログラムは世界的な研究を進める拠点形成を推進しようとする文部科学省の施策であり、神奈川大学は、COEプログラムの申請書において、プログラム終了後の後継組織として「非文字資料研究センター」を設置し、世界的な拠点形成を維持することを宣言していたところです。

本センターは、上記事業において集積・整備された研究資料・図書、施設、支援事務室を引き継ぐとともに、新たに制定された非文字資料研究センター規程に基づいて独自の運営を行うことを通して、「非文字資料」に関する研究を発展させるために、次のような事業を推進します。

  1. 非文字資料の収集・整理・保存、公開・発信システムの開発研究を行う。
  2. 世界各地の非文字資料研究に関わる研究機関・研究者と連携し、情報の共有・交換を行い、世界の非文字資料研究センターとしての役割を果たす。
  3. 21世紀COEプログラムで設定した「図像」「身体技法」「環境・景観」のなかから、研究課題を絞り込み、共同研究を展開する。
  4. 非文字資料研究に相応しい新たな研究課題を設定して、共同研究を行う。
  5. 若手研究者の育成に資する研究奨励策を実施するとともに、国際的に活躍できる能力を培う機会を設ける。
  6. 研究会の開催、非文字資料研究・ニューズレターの発行、データベースの構築等、非文字資料に関する研究成果を着実に公開・発信する。
  7. 非文字資料研究センター独自のホームページを作成・公開するとともに、21世紀COEプログラムのホームページの維持・更新を行う。