最新の一覧

《重要》シンポジウム:首里城と沖縄神社―資料に見る近代の変遷―

2024年9月12日

9月14日(土)にシンポジウムの開催を予定しておりますが、台風13号(バビンカ) が「強い」勢力で沖縄に接近しています。
今後の状況によりましては中止を含め、予定の変更の可能性があります。
実施につきましては問い合わせ先にお問い合わせいただきますようお願いいたします。

問い合わせ先:電話098-943-6945 琉球館(㈱Ryukyu 企画)

租界・居留地班第89回研究会を開催します(2024年10月7日)

2024年9月5日

以下の通り、租界・居留地班の研究会を開催します。

◉報告「長崎の教会堂建築~フランス人神父と日本人大工」
       山田 由香里(長崎総合科学大学、 教授)       
           
◉日時:2024年 10月7日(月) 午後4時-6時
◉場所:対面(神奈川大学みなとみらいキャンパス11階会議室)+Zoom開催

※一般の方は要申し込み 詳しくは下のチラシをご覧ください。

【新刊情報】『火難の首里城 大龍柱と琉球伝統文化の継承』(インパクト出版会)

2024年9月3日

インパクト出版会より『火難の首里城 大龍柱と琉球伝統文化の継承』が出版されました。
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【内容紹介】
烈火に包まれて焼失した建造物の首里城や彫刻の大龍柱には、琉球沖縄の思想が息づいている。その再建をめぐって首里城正殿の大龍柱の「向き」が論争となった。本書は琉球の歴史や伝統文化の継承の観点から大龍柱の向きを検証した。
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『非文字資料研究』23号に掲載された後田多敦研究員と熊谷謙介研究員の論考が再録されています。
・ジュール・ルヴェルトガ「一八七七年の琉球諸島紀行」
     ・・・・・・・・・・ 訳・解題  熊谷 謙介
・首里城大龍柱の本来の向きと「寸法記」イラストの検討 
 相対説はなぜ根拠イラストを誤読したのか
     ・・・・・・・・・・ 後田多 敦

写真家の稲宮康人氏が《さがみはら写真新人奨励賞》を受賞しました。

2024年8月30日

海外神社班の研究メンバーである写真家の稲宮康人氏が《さがみはら写真新人奨励賞》を受賞しました。

※写真展とシンポジウムの会場は異なります。
 また、日程など変更になる可能性もありますので
 詳しくは相模原市のホームページをご確認ください。

【写真展示】-------------------
・開催日:2024年10月11日(金)~10月28日(月)※水曜休館
・時 間:10:00~19:00
・会 場:相模原市民ギャラリー

【オープニングシンポジウム】----------------------
・日 時:2024年10月12日(土)14:45~16:15(開場14:30)
 ※入場無料、事前申込不要
・会 場:杜のホールはしもと 多目的室
・テーマ:『写真の力/共感と共苦の道しるべ』
・概要
異様な戦争や暴力への対抗、急拡大する都市の抑圧に苦しむ人々、植民地時代の痕跡の行方、自傷行為と向き合う姿勢....写真は見る者に共感と共苦をもたらす。2024年度フォトシティさがみはら受賞者を迎え、奥深い写真の力をあらためて再考します。
・出演者
 コーディネーター
 伊藤 俊治氏 東京藝術大学名誉教授
 登壇者
 小原 真史氏 阿波根昌鴻写真展『写真と抵抗、そして島の人々』企画者
 フィロン・ソヴァン氏 カンボジア写真家(さがみはら写真アジア賞受賞者)
 稲宮 康人氏 写真家(さがみはら写真新人奨励賞受賞者)
 林 詩硯氏 写真家(さがみはら写真新人奨励賞受賞者)

海外神社班-研究会『時間・空間・道徳-海外神社と「日本的」な世俗化』開催のお知らせ

2024年8月28日

※事前申し込みが必要です。

【タイトル】:時間・空間・道徳-海外神社と「日本的」な世俗化
【日  時】:2024年10月19日(土)15:00~17:00
【会  場】:神奈川大学みなとみらいキャンパス3階3007教室
       ZOOM配信あり
【 報告者 】:清水佳里
      (北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院研究員)
【司  会】:菅浩二(非文字客員研究員・國學院大學教授)
【報告趣旨】
日本が開国した後、新政府は列強に対抗できる近代国家になるための重要な決断に直面しました。1890年に宗教の自由の保障も含む明治憲法で世俗主羞に基づいた国家が決定されました。しかし、この「世俗」は西洋のモデルに基づいていたものの、「リベラル世俗」の模倣ではありませんでした。その代わりに、日本の伝統や遺産を利用して、「日本的」な世俗がうまれました。この新しい「日本的な世俗」に関する神社の役割を探ります。

【新刊情報】『中国文化大革命ポスターを読む』が出版されました!!

2024年7月16日

非文字資料研究叢書5として、『中国文化大革命ポスターを読む』が出版されました。
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プロレタリア文化大革命とはいったい何であったのか? 本書は貴重な文革時代に宣伝の手段として最も盛んに使われた貴重なポスター(約140点)を紹介し解説する。このポスターから浮かび上がる中国の実像を専門家が読み解き、文革期の中国を新たな角度で分析する。
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【目次】
はじめに(大里浩秋)
第1章 文革ポスターについて(成田紅音)
1 文革期の様々なプロパガンダと『毛主席語録』
2 「文革ポスター」の特徴と作者たちについて
3 人々は「文革ポスター」をどのように利用したか
第2章 ポスター紹介
  新島氏収集のポスターについて(大里浩秋)
1 毛沢東の教えで思想統一を図る(孫 安石)
2 毛沢東の教えに従い文革に決起する(大里浩秋)
3 林彪が台頭、修正主義・劉少奇批判起こる(大里浩秋)
4 経済建設・祖国防衛を訴える(菊池敏夫)
5 毛沢東の肖像画、言葉、詞(詩)(成田紅音)
6 各国反帝闘争支持を表明する(大里浩秋)
第3章 論考・滞在記
1 文革ポスターのデザイン的源泉に関する一考察(田島奈都子)
2 文化大革命の宣伝に威力を発揮した記録映画(長井 暁)
3 1967年の北京――1年間の見聞滞在記(平井博二)
第4章 コラム
1 映画「活きる」にみる「文革ポスター」(成田紅音)
2 日本の高校教科書は文化大革命をどう解説しているか(菊池敏夫)
3 津久井弘光さん作成の新聞切り抜きを見て思うこと(大里浩秋)
4 『毛主席安源へ行く』と『人間の正道は是滄桑』――制作経緯と作者たちのその後(成田紅音)
第5章 シンポジウム報告
1 文革に対する当初の反応――中国研究所を例にして(大里浩秋)
2 半世紀を経て文化大革命とは何だったのか――その歴史を再考する(加々美光行)
3 新島氏から学んだ毛沢東思想(矢吹 晋)
4 世界革命としての文化大革命――要因・衝撃・悲劇の国際的連鎖(馬場公彦)
コメント(菊池敏夫)
*新島淳良・加々美光行対談
あとがき(孫 安石)

【新刊情報・シンポジウム】:首里城と沖縄神社―資料に見る近代の変遷―

2024年7月16日

【開催趣旨】
近代を中心とした首里城と沖縄神社に関する写真・図版、文字資料などを収録した『首里城と沖縄神社―資料から見る近代の変遷』(近現代資料刊行会、非文字資料研究叢書)の刊行を機に、同書にかかわった編著者と地元沖縄で首里城問題にかかわっている歴史家を交えて具体な資料から近代における首里城と沖縄神社の関係について議論します。

■登壇者
総合司会
  友知政樹(沖縄国際大学教授)
コーディネター
  後田多敦(神奈川大学非文字資料研究センター研究員)
パネリスト
  加藤里織(神奈川大学非文字資料研究センター客員研究員)
  前田孝和(神奈川大学非文字資料研究センター客員研究員)
  伊良波賢弥(神奈川大学非文字資料研究センター研究協力者)
  伊佐眞一(首里城復興研究会)
  田場裕規(沖縄国際大学教授)

■日時:9月14日(土)
    開場―13:30
    開始―13:45
    終了―16:30

■場所:那覇市職員厚生会厚生会館
    〒900-0006
    那覇市おもろまち1-1-2 上下水道局庁舎B棟3階

■資料代
 500円

■主催
 主催:琉球館、首里城再興研究会 
 共催:神奈川大学非文字資料研究センター

■問い合わせ先:電話098-943-6945 琉球館(㈱Ryukyu 企画)

「川合安平上海写真コレクション」の世界-写真展 in みなとみらい

2024年6月19日

★白楽キャンパスで開催した写真展をみなとみらいキャンパスでも開催します。
戦時下上海の人々の暮らしを写した、ここでしか見ることのできない貴重な写真を展示します。A1サイズに拡大しましたので隅々までご覧いただけます。
※展示期間が短いので見逃しにご注意ください。

会期:2024年6月26日(水)~7月6日(土)
場所:みなとみらいキャンパス1Fプロムナードと展示・体験エリア
時間:9:00~18:00
※日曜、祝日は閉室です。その他、臨時閉室はホームページでお知らせします。

以下、開催趣旨-----------------------------------------------
非文字資料研究センターの租界・居留地班は、2022年に、川合康夫氏が所蔵する「川合安平上海写真コレクション」(約1200点)の寄贈をいただいた。川合安平(かわいやすへい)は、1912年に生まれ、1940年8月に佐世保海軍鎮守府で服務を始め、間もなく、支那方面艦隊設営部に配属を命じられ、1945年3月までのおよそ4年半の間、海軍軍属(建築技師)として上海時代を過ごした。戦後は大阪の安井建築設計事務所で定年退職まで勤務し、2001年に亡くなった。

日本の上海都市研究は、中国の都市研究の中でも多くの研究が蓄積されている分野で1990年代と2000年代には、日本上海史研究会による一連の論文集が刊行され、租界・居留地班でも『中国における日本租界―重慶・漢口・杭州・上海』(2006年)、『東アジアにおける租界研究―その成立と展開』(2020年)という研究成果を発表している。

ところが、1941年12月の太平洋戦争以降の上海が日本に占領された、いわいる「孤島時代」に関連する写真資料は、支那派遣軍の検閲を通過した一部の写真と『支那事変画報』などに掲載された報道写真が殆どで、川合さんのような個人が撮影した写真で、撮影の日時と場所、そして、カメラの絞り値までを克明に追える資料は稀有な記録であるといえる。今回の展示は、川合さんの寄贈アルバム2冊の中から、(1)黄浦江とバンドの風景、(2)上海の歴史建築、(3)中国人の生活、(4)日本人と外国人の生活に関連するテーマの写真を主に取り上げた。戦時上海の日常生活を垣間見る貴重な機会としたい。

【学内者限定】2024年度海外提携研究機関派遣若手研究者の募集について

2024年5月29日

2024年度の海外提携機関派遣若手研究者の募集を開始しました。
「学術交流」ページの『2024年度海外提携機関派遣若手研究者募集要項』をよく確認し、応募希望者は、非文字資料研究センター事務室に連絡して、ガイダンスを受けてください。



非文字資料研究27号を神奈川大学学術機関リポジトリから公開しました。

2024年5月28日

・センター第五期の研究成果について…中林広一
・各班からの報告
・記憶の中の「雪」
 -民俗知識と個人の主観が混在するライフ・ヒストリーから-(有馬絵美子)
・菅江真澄『すみかの山』から探る近世の雪形利用の実相
 -真澄の図絵と現代の景観との対比から-(太田原潤)
・近代沖縄神社神道史と「沖縄県神社創立計画案」成立の背景(前田孝和)
・明代内府の絵図本と視覚文化について
 -西遊記の彩色絵図本を中心に-(松浦智子)
・李正熙 『韓半島華僑史 -近代の礎石から日帝強占期までの経済史』(孫安石)